実家の売却をされる際に事前におこなっておくべきこと
ここ最近、高齢になった両親が住む家を売却したいとのことでご相談をいただくことが増えてきました。不動産価格が上がっているので、少しでも高く売れる今のタイミングで売却をされたいとおっしゃる方が殆どなのですが、ご実家を売却される際に事前におこなっておくべきことをお話しさせていただきます。
親が認知症になってしまうと子や親族であっても売却が簡単にはできなくなります。
親が高齢になってしまうと、判断能力が衰えて売りたいタイミングでスムーズに売却ができなくなってしまいます。
そして親が認知症になってしまったら判断能力がないと見なされて、子であっても親名義の不動産を
売却することは簡単にはできなくなります。
『法定後見制度』を使用して家庭裁判所から許可をもらわなければ売却できず、そうなる前に親が元気なうちに売却の準備をしておかなくてはなりません。
家具や荷物の処分にも費用がかかります。
長年住んでいた家には何十年分もの沢山の荷物があります。
その荷物を整理し不要な物を処分する作業は高齢者にとっては、とても大変なこと。
高齢になった方のお引越しは、その方がしっかりした方であっても荷物の整理で苦労される方がとても多くいらっしゃいます。
しっかりした方であっても、荷物の処分と整理ができずにスムーズな売却ができなくなってしまう方が多くいらっしゃるのが現状です。
そして、家具や荷物の処分を産廃業者にお願いをした際、想像以上に費用がかかることがよくあります。
私のお客様でも、ご自身では家具や荷物の処分ができず、産廃業者数社に処分費の見積もりを取っとところ
あまりに処分費が高くて驚く方が何人もいらっしゃいました。
処分費を少なくするためにも、少しづつでも荷物の整理は進めていくことが大事です。
実家の売却はまだまだ先と思っていても、いずれは売却する可能性があるのであれば
まずは断捨離から始められることをおすすめいたします。