高齢者のお部屋探しの難しさ
当社にはお部屋探しをされる高齢者が沢山来られるのですが、高齢化社会になり高齢者が増えているのに高齢者が借りれるお部屋は相変わらず少ないのです。
高齢者相談可能物件なのに高齢者が借りれない現状
高齢者相談可能と記載してある物件でも、いざ問い合わせてみると80歳オーバーはNGという物件がとても多いのが現状です。80歳オーバーでもご相談が可能と言われても、近くに身内がいないとダメ、保証会社にプラスして保証人がいないとダメ、など、ハードルは高いです。そして、高齢者には保証人や緊急連絡先になって下さる方がいても、保証人や緊急連絡先になって下さる方も高齢者、となると、そこでNG。とにかく、高齢者がお部屋を借りるのは大変です。
高齢者の入居を断っているのは誰なのか?
そもそも高齢者の入居を断っているのは誰なのかと言うと、オーナーさんがNGを出している物件もあるのですが、管理会社や仲介業者が入口で断っているケースも多々あります。断る理由は、孤独死の心配や入居中に認知症になってしまうことへの心配、家賃を払えなくなってしまうことへの心配などのようですが、これは高齢者に限ったことではなく、若い方でも起こりうること。オーナーさんが高齢者の入居に対してNGを出していなくても、管理会社や仲介業者の判断で高齢者の入居を断ってしまうのは、とても残念なことだと思います。ただし、管理会社や仲介業者の判断で高齢者をNGにしているのには理由があり、オーナーさんの大事な資産を守ることを第一に考えた結果、高齢者をNGにしているので、仕方のないことだとも思います。
年齢だけで判断するのは現代には合っていないのでは?
最近の高齢者と呼ばれる70代、80代は、とてもお元気な方が多いです。70代であればまだまだ現役でお仕事をされていらっしゃる方もいますし、80代でも趣味を楽しみスポーツをされていらっしゃる方もいます。なので、ご本人に会うこともなく、ただ年齢だけで「高齢者の入居はNG」としてしまうのは現代には合っていないように思います。
高齢者も若い人もリスクは同じ
高齢者は孤独死の心配があるのは確かなことですが、これは若い方でもお部屋の中でお亡くなりになることはありますし、家賃が払えなくなることに関しては、むしろ、高齢者よりも若い方のほうが多いです。認知症になる心配については、高齢者に限った心配にはなりますが、若い方でも入居中にご病気になられる方もいるので、結局は、高齢者も若い方もリスクは同じです。
見守りなどの工夫をすることで心配はなくなります。
昨今は、様々な見守りサービスがあるので、事故物件に該当してしまうような孤独死を防ぐことはできますし、管理会社や仲介業者が物件の近くの会社であれば、定期的な見回りなどで、何かあれば、早期対応をすることもできます。
当社の管理物件は、基本的に高齢を理由に入居をお断りすることはございません。ご年齢よりも直接お客様にお会いして保証会社の審査と合わせて人物重視で入居審査をおこなっています。
見守りサービスなどを利用することで、オーナーさんの大事な資産を守ることもできますし、高齢者でも安心してお部屋を借りることができるようになります。
年齢関係なく皆様が安心してお部屋探しができるよう、お手伝いさせていただければと思いますので、お部屋探しでお困りの方は当社までお問合せをいただければと思います。